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2007年2月18日(日)〜21日(水)

世界遺産(五箇山合掌造り)に会いに行く旅〜高岡・五箇山・金沢〜

1日目:2月18日(日)…高岡・万葉歴史館・雨晴海岸
8:46  新大阪発サンダーバード7号に乗車

 THUNDERBIRDの文字の下にはWEST JAPAN RAILWAYの文字があり、
                                 「富山行き」のこの電車がJR西日本であることと改めて認識する。  

11:46  高岡着
12:40  バス(こみち)乗車 ¥100



●金屋町散策  
    加賀2代藩主前田利長が鋳物師7名を招いて工場を開かせた。
    約390年の歴史を持つ鋳物発祥の街。
    格子戸の家々が並び、創作銅器の店も見られる。

  創業慶応参年 大寺幸八郎商店


  大寺幸八郎商店で鋳物のサルを求めた。


 高岡の家の庭の木には雪吊りがしてあった。

●山町筋を散策‥土蔵造りの建物が並ぶ。
    ○菅野家住宅
        明治33(1900)年に建てられた黒漆喰壁の土蔵造りで、釉薬をかけた煉瓦が用いられている。
        お休みだったようで内部の見学はできなかった。

    ○富山銀行本店

   大正3(1914)年建築の赤煉瓦造りの洋館。

    ○室崎琴月生誕の地   名曲「夕日」〜ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む ぎんぎんぎらぎら日が沈む〜の作曲家の生家がある。
                     礼文島でユースホステルの人たちが、この歌を歌いながら踊っていたことを思い出す。

●高岡大仏
          高岡銅器製の大仏様で、高さ15.85m、重さ約65tの銅製。奈良・鎌倉と並ぶ日本三大仏のひとつ。
          延享2(1745)年に造営された当初は木造だったが、2度焼失。
          再び焼けることがないようにとの思いを込めて、昭和8(1933)年に高岡銅器の技術をいかして再建された。
     

  商店街の向こうに高岡大仏が見えた。

  与謝野晶子が「鎌倉大仏より一段と美男」と誉め讃えた高岡大仏。 



高岡駅では雨晴海岸からの眺望の情報が表示されている。残念ながら今日は立山連峰が臨めそうにない‥。

  高岡から氷見線に乗って伏木へ。

●高岡市万葉歴史館
     大伴家持と万葉集をテーマに多面的な展開で紹介する展示施設。
     家持は746年に高岡伏木の地に越中国守として赴任し、滞在した5年間に多くの歌を詠んだ。
     万葉集4500余首のうち家持の歌は470余首、そのうち220余首が越中で詠ませた歌である。

    もののふの 八十娘子(やそおとめ)らが 汲みまがふ 寺井の上の かたかごの花    大伴家持 巻十九 4143

    (歌意:大勢の若い娘たちがやってきて、入り乱れるようにして水を汲んでいるが、井戸の傍に咲くかたかごの花の美しいことよ。)

   ★かたかご=堅香子=カタクリ★

 伏木駅前にあるポストの上に立っているのは大伴家持。


  雨晴駅近くの線路
●雨晴(あまはらし)海岸

   氷見線の越中国分駅と雨晴駅の間は電車は海岸沿いを走る。
   「雨晴」の名は、奥州へ落ちのびる源義経一行が海岸の岩陰で雨が晴れるのを待ったという伝説に由来する。

  2月18日の雨晴海岸


  駅前にある看板。

   「海越しに望む立山連峰は息をのむほどの美しさ」とガイドブックには書いてある。
   この景色が見たくてわざわざ雨晴海岸まで来たのに‥。残念‥。
  地元の人に聞いたところ、「次の日が雨‥という日には立山連峰がきれいに見える」とのこと。


  旅館の部屋にあった行灯。この日の宿は「磯はなび」




  
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