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2007年2月18日(日)〜21日(水)

世界遺産(五箇山合掌造り)に会いに行く旅〜高岡・五箇山・金沢〜

2日目:2月19日(月)…高岡・五箇山(上梨、相倉)


●高岡・瑞龍寺

     加賀3代藩主前田利常が、兄の加賀2代藩主前田利長の菩提寺として、約20年もの歳月をかけて寛文3(1663)年建立した。
     曹洞宗の古刹で、総門・山門・回りを300mの回廊で結んだ典型的は禅宗伽藍形式。
     総門・山門・仏殿・法堂が一直線に並び、荘厳にして格調高く、江戸時代初期の禅宗寺院建築として評価が高く、
     山門・仏殿・法堂が国宝、総門・回廊が重要文化財に指定されている。     
     

  山門:左右に金剛力士像を安置し、楼上には釈迦如来・十六羅漢がまつられている。  

  仏殿:仏殿の屋根は重さが47tという鉛板葺きであり、全国でも金沢城の石川門と瑞龍寺だけ
                               という珍しいもの。御本尊として、中国明代の釈迦・文殊・普賢の三尊がまつられている。

  法堂前の灯籠には鳩が3羽。


●瑞龍寺と前田墓所の間の八丁道

 
 

●前田利長墓所

     瑞龍寺の山門から八丁道(はっちょうみち)を西へ870m行った突き当たりにある。
     正保2(1645)年、前田利常が利長のために造営した。
     墓前には大石灯籠が並び、周囲に堀を巡らした豪壮な墓。
     高さ11m余りの石塔。三重基壇の墓石には蓮華図の彫刻が施され、江戸期の石造美術として高く評価されている。



●城端(じょうはな)線に乗車  高岡(12:01)発〜城端(12:39)着



●バスに乗車  城端(13:08)発〜上梨(13:39)着

  ここまで来てやっと雪景色が見られた。

●上梨の村上家

  国指定重要文化財の村上家。
                           16世紀後半に建てられた、当時の様式を残す4層建ての合掌造り家屋。国の重要文化財指定。

  タイミングよく、村上家では、笠をかぶり、狩衣をまとった踊り手が唄や演奏に
                             合わせて、板を編んだ「ささら」を打ち鳴らしながら、こきりこ踊りを舞うのが見られた。


  これが「ささら」。ささらを操るのはなかなか難しい。力よりも手首のしなやかさが必要。

●五箇山豆腐。

  これは喜平商店の前の看板のポスター。荒縄で縛って持ち歩けるほど堅い五箇山豆腐(一角\400)を製造販売している。
              私はまろやかな風味の豆乳アイス(\200)を求めて食べた。

●流刑小屋

  江戸時代に政治的な罪人を幽閉したという小屋。現存するのは日本でここだけ。
                       中には罪人(人形)が座っていた。

●世界遺産五箇山合掌造り集落に到着〜しんしんと降り積もる雪が村をまるごと包み、趣深い景観を見せる‥はずだったが、
  今年は雪が少なく、屋根には雪がなく‥。

  相倉(あいのくら)合掌造り集落。100〜200年前に建てられた23棟の
                                        合掌造り家屋が並ぶ。地域住民は約80名とのこと。

  相倉集落全景撮影スポットから撮影

 ちょうどライトアップの期間(2月17日〜24日)で、夜はこのかまくらの中にはロウソクが灯る。

●合掌造りの民宿「五ヨ門」

  料金 1泊2食付 7875円

  夕餉のメニュー:イワナの塩焼き・煮物(山ウド、五箇山豆腐、シイタケ等)・コゴミのゴマ和え
                               ・天ぷら・酢の物・鯉のあらい・みそ汁・赤カブの漬け物

  「北日本新聞」は全面カラー印刷だった。その後金沢で見た「北國新聞」も全面カラー印刷。驚いた。

●相倉合掌造り集落のライトアップ

  夕食後、集落内を散策。残念ながら、私のカメラではライトアップの美しさを留めることができなかった。  



 


  
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