2007年7月3日(火)〜7日(土)
東北(山形蔵王・宮城松島)への旅


5日目:7月7日(土)…宮城/松島




昨年仙台を訪れた折に、瑞鳳殿や青葉城跡へは行ったし、牛タン定食は食べたので、今回はちょっと足を延ばして30年振りの松島を訪ねることにした。


★9時 仙台駅発JR(仙石線)に乗って、天橋立、宮島と並ぶ日本三景のひとつ、無数の島が湾内に点在する松島へ。




★10時15分 \2,500のところ、ホームページ割引で\2,250を支払い、松島発「奥松島・嵯峨渓周遊コース」の「やまびこ」に乗船した。

●嵯峨渓

九州の耶馬渓、陸中の猊鼻渓とともに日本三大渓のひとつ
太平洋の荒波と風雨に浸食された断崖絶壁が続く


 やまびこ

 龍鵬

 船といっしょに飛ぶかもめ 

 船内では、「カモメ大好きえびせん」が150円で売られている

牡蠣いかだ

  



 日本地図



  

鐘島

風雨波浪の浸食作用により、細長い島に4つの空洞ができた。集塊岩の作る奇景。島名は、近くへ寄ると『ゴウーン』と寺鐘が鳴るような音が聞こえるところから。


★11時55分 松島に戻り着き、五大堂、瑞巌寺、円通院へ。


●五大堂

807年、坂上田村麻呂が東征の折りに毘沙門堂を建立し、後に慈覚大師が五大明王像を安置したところ。33年に一度開扉するらしいが、昨年開扉したそうだから、次回は32年後ということになる。

現在の建物は伊達政宗が1604年に改築したもの。









●瑞巌寺

828年慈覚大師によって開創された伊達家の菩提寺。現在の建物は1609年政宗が5年の歳月をかけて完成させた。桃山建築の粋を結集した瑞巌寺。

創建当初は天台宗、現在は臨済宗











●円通院

瑞巌寺の西端にある。二代藩主忠宗の次男光宗の霊廟。庭の奥にある三慧殿という御霊屋 が建ち、内部に安置された家形厨子には、馬上に束帯姿の光宗像が納められている。

バラやトランプ模様で飾った厨子。 西洋バラの絵としては日本最古といわれる。



  三慧殿





1327年に紅蓮尼が作ったといわれている、宮城産うるち米を使って焼いたせんべい「松島こうれん」を、母へのお土産にしようと決めていたので、1箱だけ買い求めた後、雄島をゆっくりと散策した。



●雄島

松島海岸の南に浮かぶ小島。

108の岩窟があったといわれる雄島は、かつて僧侶の修行場でもあったらしい。

島のあちこちに仏像を刻んだ洞窟が残っていた。








     松島や 鶴に身をかれ ほととぎす  曽良


     朝よさを 誰まつしまぞ 片心  芭蕉


     島々や 千々に砕きて 夏の海  芭蕉















★15時04分 松島海岸駅発JR(仙石線)に乗り仙台へ、更にアクセス線に乗り継いで仙台空港へ


★17時40分 仙台空港から飛行機で伊丹へ  ANA738便  B767-300  279席

超割で購入したので、運賃は\11,750だった。 ホットコーヒーのサービス。機内アナウンスでは「伊丹は曇り、29度」とのこと。




★19時 大阪空港到着






【今回の旅のまとめ】



◎今回はJALのピックアップサービスを利用し、荷物は自宅から山形のホテルに配送してもらっていたので、身軽な出発となり、助かった。荷物を持たなくてもよいというのはなんと楽なんだろう!

◎是非見たいと思っていた「お釜」が濃霧のため見られなかったのが心残りではあったが、期待通りたくさんの高山植物(特にイワカガミ、ベニバナイチヤクソウ、ミヤマオダマキ、ギンリョウソウ、オノエラン)に会えて、私の満足度は120%だったといえる。

◎天候はどんなに祈ってもどうしようもないことなので、あまり気にしないことにしている。縁があれば、また訪れることができるだろうし、次回の楽しみにとっておくというのもそう悪いものでもないと思える。

   



  
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